4−4パチンコのやめ方:習慣化と条件付け

 異世界テキサスホールデム~スキルぶっぱなしてくるけどこれポーカーだよな?~の旧題CRパチンカス転生に関連して転生マニュアルとしていつか書こうと思っていたギャンブル依存症(パチンコに限る)脱出方法について実践方法を記していくものです。これは、考察というだいそれたものではなく、中央大学経済学部の社会心理学の講義で実際に言われた「パチンコって言うのはですね、光と音で条件付けされているんですよ♪」という言葉から考えてみたものです。

 このエッセイ上で、条件付けというのは、非常に重要な概念なので、出来れば読み飛ばさず読みましょうね。 これを書くうえで私もテキストを読み返しています。一緒に勉強しましょうね。この「学習」というのは臨床心理学では経験による比較的永続的な行動または認知の変容を指します。凝り固まった習慣や考え方を変えるのが学習ってことです。その学習が成り立つためにはで出てくるのが連合説と認知説です。

『連合説=刺激(S)と反応(R)の間に結び付き(連合)ができることが学習である(S-R理論)
 認知説=刺激に対する認知の変化が学習である(S-S理論)』
――臨床心理士・指定大学院合格のための心理学テキストより抜粋

(S)はstimulation(刺激)の(R)はresponse(反応)の頭文字ですよ。こんなところでつまづいて欲しくないので念のため。

 刺激と反応を結びつける。パチンコは光と音でパチンカスを飼い慣らしています。もうおわかりかもしれませんね。でももうちょっとだけ理論の話に付き合ってください。ここで知って欲しいのは連合説のパヴロフの犬で有名な古典的条件づけ理論とスキナーのオペラント条件づけです。

 ロシアの生理学者パブロフは、犬を使って餌がでると無条件で犬はハッハッとよだれを垂らす。ことに注目したんです。ここに実験装置をひとつまみ。|ブザー音や光の点灯《・・・・・・・・・》を餌同時に何度も示すことで訓練され、もはや餌がなくても光や音だけでも神経系が興奮し、よだれだばーですよ。

 つまりですよ! レインボー柄やデンジャー柄、魚群に、よだれだばーな犬も作れると言うことですよ!!
 ラウンド曲が流れればごはん? とハッハッ待機するポメラニアンも簡単にクラフトできます!!

 さて、何が言いたいかですって? わかりませんか?

 パチンコをやめるには音と光の設定を最低限にしましょうということです。
 音。特に音です。パチンコをやめる下準備としてパチンコを打ちまくることを奨励します。
 えっ? 何を言っているの? と思われることでしょう。さらに言います音楽のサブスクに入りましょう。
 月額1000円ぐらい払え。4パチならたった250玉です。
 ラウンド曲を集めるのです。ここでパチンコを知らない人に解説。ラウンド曲というのは、大当たりした時派手な光とともに音楽を大音量で流すんです。アニメの曲とかが多いですね。その曲を登録しまくって、プレイリストを作るんですラウンド曲だらけのプレイリストを!!

 あなたはパチンコを打つ為ではなく、ラウンド曲を聞きに行く為だけにパチンコをしている可能性があります。

 戦国乙女は平和の通販サイトから買って下さいね。あそこクレカの購入通知が遅いので間違って2回買わないように注意です。

 あ、勉強です。これを古典的条件づけ(レスポンデント条件づけ)と呼びます。

 次に行きます。スキナーのオペラント条件づけです。
 アメリカの心理学者スキナーはスキナー箱という装置を用いて学習に関する実験を数多くしました。(大した難しそうな箱でもないのに自分自身の名前つけるとかどんだけあれなんだよ……)で、箱にはレバーがついていてですね。それを押すことをオペラント反応といい、餌(強化子)がでてくる。強化子ってのは反応を強化するための報酬ですかね。で、ねずみさんを箱でチョロチョロさせていたら、偶然レバーが触れて餌が出る。経験を繰り返すとレバーを餌を求めて押すようになる。これをオペラント条件づけと呼びます。オペラントとは、行動や反応が「自発する」という意味だそうです。このオペラント条件づけは、|道具的条件づけ《・・・・・・・》とも呼ばれます。

 勝機を零すな! 掴み取れっ!!! 

 いや、押しますけどね。俺もww

 でも、よく何が楽しくてパチンコやっているんだろうってボタンを押さない人がいますけど、それは正しいです。本能でよくないことを分かっているんでしょうか? すごいです。

 オペラント条件付けにはもう一つ重要な概念学習性無力感があるのですが、長くなるし、主題から離れてしまうので、後日書きますね。

 さて条件づけを学んだ皆様に一つ提案です。自分の習慣の洗い出しやっていますか? この時間は何をする。決めている時間、または決まった隙間時間に習慣を作れば自分なんてものは簡単に変えられます。何かをやるのではなく、習慣を入れ込むのです。自分を駄目にする習慣ならなくしましょう。自分をよくする習慣でカスタマイズです。自分を対象としたシミュレーションゲームですよ? 報酬が目に見えて面白くないですか??
報酬忘れずにね。

 パチンコをやめるには習慣をパチンコよりも重要な習慣を盛り込むことが最も積極的に有効かも知れません。私は執筆やジムで運動をするとパチンコの時間がもったいなく感じます。パチンコより大事な物がある。それが一番大事なのかもしれませんね。

 さて、締めに入ります。ところで、

 認知説=刺激に対する認知の変化が学習である(S-S理論)は?

 そう思われましたか? そう思われた方は理論なんてどうでもいいから(気になったら臨床心理学関係の本を1冊必携をおすすめしますが)2-2瞑想:メタ認知強化法、4-3ミラーニューロン:健全な思考はまずは模倣からを読んでみてください。繋がってますよ。

 自分を幸せにするのは自分です。自分を幸せにしましょう。

※臨床心理学について楽しく語りましたが臨床心理学の道に進むことは一部の例外を除き反対です。いつか書くことになると思います。ただ、精神障害者が自分を知る上で学ぶことは有意義だと思います。また、職場で障害者対策マニュアルがあるならそれも一読をおすすめします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。